心の底にあるもの...
地の底にあるもの...
すぐそこにあるカタチ無きもの...
金属という素材を使って
たくさんのカタチにしてみました。
何か感じる事、それが始まりだと思った。
金属(鉱物)は何億年前から存在し
その分子は人間、動物、植物共に内にも存在する。
何億年前、地にあったものがこうしてカタチになり
何億年後にはまた地にもどる。
...あるいは人や動物、植物の中に存在するかもしれない。
廻る素材、金属。
今,そこに存在できた作品。
対話ができる様な...
小さな息吹が聴こえる様な...
そんな作品を追い求めていきたい
独りで生まれ 独りで死にゆく たった一つの個
流れる血 刻まれる記憶 歴史も人はそれぞれ違うのに
なぜ 同じ月や花を見て美しいと感じるのだろう
なぜ 死を悲しみ 生命を慈しむのだろう
私はそこに それぞれが繋がっている何か 共鳴する何か
眼には見えないけれども 確かに何かが有るのだと感じる
『そこにあるもの』
すぐそこ(it)にあるもの 血や地の底(bottom)にあるもの
そんな 形にならないものを形にしたいと思うのは
ただ 作品を通して 何かと 誰かと 共鳴し繋がっていたいだけなのかもしれない
そんな -祈り-
イメージそれは 線 色 質感 空気 音 と結びつき
フォルムや形態は時間と空間で 変化する
自分のフィルターを通した 自然の断片 機械のパーツ
そして用途の あるものないもの
金属は天然の鉱物 工業製品 マネー 様々な側面を持ち合わす
人と同様に刻まれた記憶 歴史 そして地に還る事
素材を前に 私の感情はあまり意味の無いものとすら思えてくる
ただ 静かに対話しつつ互いの着地点を探ってゆく 作業